「徴兵制はウソ」はウソ

2015年11月22日 (日)

「外国では兵役は崇高な義務とされている」と言う全ての人へ

ここ最近話題にしている『WiLL』2015年12月号の記事「兵役を蔑み拒否する国は亡びる」を読み思うこと。今回も書く。

念のために書いておくけど、国を守ることの大切さは分かるんだよ。ただそれを言う奴を信用できるかどうかは別の問題というだけで。

その記事の中で筆者はこう述べている。

 自衛隊に入隊歴のない政治家や国民は、兵役に従事している自衛官の苦労や心中を察せずに自衛隊に守られて安眠を貪っているもので、私から言わせれば卑怯者です。

たまには意見が合うんだなwwwwwwwwww

これは分かる。背のう背負って行軍したこともないくせに「知識人様、世界市民様にとっては日本人の命は安いものなのかなあ」とかほざいたり「『戦争に行きたくないから安保法案反対』と言っている馬鹿がいるという。」とかほざいたりする連中ね。自分が参加しているココログ広場のカテゴリー「コラム一般」と「気ままに書くだけ」にこんなのがいるんですよ。
まあ、知識人も同じだけどな。
ちなみにYahoo!でこのセリフで地道に調べたら出た。

で、最近保守派の間で広まりつつある新たな決まり文句。
「外国では兵役は崇高な義務とされている」というやつ。
これに対する自分の考えも何度も書いてきたし何度でも書く。

「外国では兵役は崇高な義務とされている」。じゃあなんで石原慎太郎みたいなクズをもてはやしてきたの?永井荷風みたいなクソをもてはやしてきたの?

連合艦隊司令長官ですらも戦死した時に永井荷風とか言うクソは何をしていたの?
安全地帯にこもって人を罵って悦に浸っていたんでしょうが。
こんなクズが「五月初三日。雨。米人の作りし日本新憲法今日より実施の由。笑うべし。」?
ナメてんじゃねえぞこの野郎。

保守派の今までの決まり文句。
「アメリカが日本を堕落させた」「日本国憲法はアメリカが日本人を骨抜きにするための占領政策」
→石原慎太郎を見れば分かる。

じゃエルヴィス・プレスリーが兵役に就いていた頃、石原慎太郎は何をやってたんだよ?
ポコチンで障子を破ってたんでしょうがwwwwwwwwww

それを分かりやすく説明するための画像。

Shintaroelvis
Shintarosealds

ケータイからは文字が見えないと思うので言っておくと、ここで書いたことと同じことが書いてある。

記事のアタマに書いた『WiLL』からの引用文。
「自衛隊に入隊歴のない政治家や国民は、兵役に従事している自衛官の苦労や心中を察せずに自衛隊に守られて安眠を貪っているもので、私から言わせれば卑怯者です。」
ピッタリ慎太郎に当てはまる。慎太郎もSEALDsと同じだ。

スイスを例に国防を語る奴もいるけど、その一方でこんな奴をもてはやすなんて何のジョークだよwwwww

ただ単に自衛隊に体験入隊しただけのくせに憂国の士ヅラしている奴らもいたしな。
保守主義者が憂国の士と讃え、石原慎太郎のお仲間でもある三島由紀夫率いる楯の会のメンバーが「それにしても自衛官の中で、大型免許をとるためだとか、転職が有利だとか言っている連中のサラリーマン化現象は何とかならないのか」と述べたのは何度も書いてきた。

こんなのを讃えてきた人たちに、いまさら兵役云々と言われてもねぇ。
例のヤツ。

Soldier

「じゃお前はどうなんだよ」って言われそうだけど、うちの親父は第7師団創設時の一人。
「お前自身はどうなんだよ」って?想像にまかせるよ。

2015年11月15日 (日)

「徴兵制はウソ」はウソ~『WiLL』の徴兵制論で思ったこと

今月号(2015年12月号)の『WiLL』で目にした記事「兵役を蔑み拒否する国は亡びる」。
これはこのブログのネタにできると思って買ったが、そろそろ書くとするか。

な~んだ。やっぱり徴兵制はあるんじゃないかwwwww
「近代戦はハイテク戦だから素人の出る幕はない」とか言いながら「兵役を蔑み拒否する国は亡びる」とか言うんだから。

最近この手の人たちが使うようになった新たな決まり文句。
「兵役を苦役と言っているのは日本だけ。外国では兵役は崇高な義務とされている」

それは分かる。だが都合に合わせて外国を持ち出す者は信用できない。控えめに言ってもこれには抵抗がある。

先進国で徴兵制を採用している先進国、スウェーデンやデンマークとか。これらの国は福祉大国としても知られるけど、そもそも保守を名乗る者は今まで何と言っていた?
「福祉国家とは社会主義国家」とか「福祉は精神の堕落」とか言ってたんだよ。
スウェーデンやデンマークとかを社会主義国家とか精神の堕落とか言っておいてそれらの国々を持ち出すとはどういうことだ?

それに、これらの国は汚職の少なさや女性の社会進出でもトップクラスだけど、保守派は今まで何と言っていた?
「汚職は国を滅ぼさないが正義は国を滅ぼす」とか「女は子供を生んだら仕事をやめろ」とか「女性の社会進出はマルクス主義」とか言ってたんだよ。

石破茂さんなんかは「兵役を苦役と言うのは外国ではどう思われるか考えた方がいい」とか言ってるけど、スウェーデンやデンマークでさっきのようなセリフを吐いたらどう思われるか考えた方がいいぜ。

ここで書いたことをウソだと思うなら、保守論壇誌及び産経新聞のバックナンバーを徹底的にくまなく調べてほしい。一発でわかるから。


「外国では兵役は崇高な義務とされている」、だからこそエルヴィス・プレスリーは歌手活動の絶頂期に兵役に就き、特別扱いを拒否して普通の兵士たちと一緒に辛い訓練を受けた。
エルヴィスが兵役に就き、訓練に耐えていた時、石原慎太郎は何をやってたんだよ?
ポコチンで障子を破ってたんだろうが。
こんな奴が今になって「アメリカが日本を堕落させた」?「若者を自衛隊に入れて鍛えろ」?
フザケんじゃねえぞこの野郎。
こんなクズが愛国者としてもてはやされているなら、そりゃ国防意識も低くなるわwwwww

「兵役を苦役と言っているのは日本だけ。外国では兵役は崇高な義務とされている」。これは100歩譲って受け入れてもいい。
ただし、石原慎太郎への糾弾、断罪が絶対条件だけどな。


今回のこの『WiLL』の記事、俺がこのブログで書いてきたこととずいぶんと共通点が多いな。
例えば

 欧米諸国は「ノーブレス・オブリージュ」の概念が強く、志願制であっても国家の緊急時、エリートは競って軍を志願します。

これは分かるね。このブログで何度も書いてきたケネディ大使のお父さんとか親父ブッシュとか。フォークランド紛争ではイギリスの貴族階級のセガレも何人も死んでいる。

イギリスで言えば、王族も軍人として戦地に赴いている(これもその記事内に書いてある)。第2次大戦中には軍のお偉いさんも死んでいる。マレー沖海戦は軍オタなら誰でも知っている。

で、日本。いつも勇ましいことを言っている保守系知識人で「自分はイザとなったら子供を戦地に送る」と言っている者はどれだけいるんだ?確かにこの記事の筆者は「国会議員も自分の身内を自衛隊に入れるべき。徴兵制の国では国会議員の子や孫は現役兵か予備役だ」と言っているけどどうなんだ?

とりあえずここまで。たまには意見が合うんだな。

2015年10月12日 (月)

「徴兵制はウソ」はウソ~石破茂さんはサヨクメディアより悪質

前回の記事で、徴兵制を正当化する軍事ジャーナリストのトンデモ論を紹介したが、今回はその続き。実質的に前回の「ぱ~と2」。ホントは前回まとめて書きたかったんだけど長すぎてもいけないから。

保守主義者が最近言い出した徴兵制正当論がこれ。
「徴兵制はウソ」はウソ~ナチス大好き石破茂さん  で書いたこと。昨日の記事でもここへのリンクを貼ったがまた貼る。連中が何を言っているのか広めるべきと思うから。


今日(2015年6月20日 土曜)の産経新聞によると、19日の衆院平和安全法制特別委員会で石破茂地方創生担当相が徴兵制に関して
「今日的な軍隊では徴兵制を採る意味はない。これから先、徴兵制があり得るか。必要性がない以上、そういうことはない」
と答えたそう。

しかしその一方で
「『平和国家』といわれるスイスが国民投票で徴兵制の廃止を否決したことを指摘。自身が過去にドイツの与野党政治家から『ナチスを作らないため徴兵制を維持する。軍隊は市民生活の中になければならない』と聞かされたエピソードも紹介した。」
とも答えたそう。

次にこう続く。
「そのうえで『苦役とは思わない』との持論を真意を解説。徴兵制を苦役とする議論について「国際社会ではどう受け取られるかは念頭に置いたほうがいい」と、たしなめるように語った」


これで「サヨクメディアより悪質」と書いた理由が分かってもらえるだろう。
自分の都合に合わせて外国を利用してその真意を歪めて伝えるから。

前回の記事でもリンク先でも書いたが、ドイツの与野党政治家から「ナチスを作らないため徴兵制を維持する。軍隊は市民生活の中になければならない」と聞かされたらしいけど初期ナチスでは軍人が多大な貢献をした。ドイツの政治家がそれを知らないはずがない。このドイツ政治家の言葉も石破さんが利用しようとしている意味とは違うと思う。

国防大好きな人たちはよく外国を引き合いに出すけど、全てにおいて外国に習えとは決して言わない。
これも何度も書いてきたけど、先の大戦では、アメリカ側も良家のお坊ちゃんが出征している。ケネディ大使のお父さんとかパパブッシュとか。
フォークランド紛争ではイギリスの貴族階級のセガレも何人も戦死しているし、アンドルー王子はヘリコプターの操縦士の任に就いていた。最近では、ヘンリー王子がアフガニスタンでタリバン掃討の任に就いた。

外国を例に出すなら富裕層も皇族も戦地に赴けと言わなければならないはずだが、そんなの聞いたことがない。自分の都合に合わせて外国を利用する卑怯者。

そして、徴兵制を採用している先進国、スウェーデンとかデンマークとか。
消費税こそバカ高いが、その分福祉に税金を使う福祉国家。

その福祉国家のことを保守主義者は何と言っていた?
「福祉国家とは社会主義国家である」とか「福祉は精神の堕落」とか言ってたんだよ。
疑うなら、保守系知識人が言い続けてきたことをくまなく調べてみるといい。徹底的にくまなくだよ。

スウェーデンやデンマークのことを社会主義国家呼ばわりしておきながら、「徴兵制を苦役とする議論について国際社会ではどう受け取られるかは念頭に置いたほうがいい」などど吐かす。女性の社会進出や高福祉を語る時にこれらの国を持ち出してその国の国防体制には何も語らないサヨクメディアと同じだ。

サヨクメディアを批判しておきながらそのサヨクメディアと同じ思考でモノを考えるのか。それならまだサヨクメディアの方が信用できる。

スウェーデンやデンマークは汚職の少なさでも世界トップクラスだけど、その国の国民に日本の保守主義者が硬派な保守知識人ともてはやす山本夏彦翁の名言「汚職は国を滅ぼさないが正義は国を滅ぼす」を教えたらどんな反応するだろうかね。「徴兵制を苦役とする議論について国際社会ではどう受け取られるかは念頭に置いたほうがいい」と言うなら、日本の保守主義者のセリフ「汚職は国を滅ぼさないが正義は国を滅ぼす」もこれらの国々ではどう受け取られるか念頭に置いたほうがいいんじゃない?

自分の都合に合わせて外国を利用し、その真意を歪める。
だから「サヨクメディアより悪質」と書いた。

2015年10月11日 (日)

「徴兵制はウソ」はウソ~『丸』の徴兵制論に失笑wwwww

先週、仕事帰りに『BURRN!』を買いに本屋に寄って、たまたま『丸』(2015年11月号)を手に取った。

軍オタには今更だけど、知らない人もいると思うので簡単に説明すると、この『丸』という雑誌、主に旧軍や自衛隊ものを扱う息の長い軍事専門誌で、自分もこの世界に入りたての厨二時代よく読んでいた。

その『丸』をたまたま手にしてみたら失笑ものの記事があったのでつい買ってしまった。
かつて読んでいた雑誌がこんなにレベルの低いことを書いているのかと思うと悲しくもなったが。買ったのは当然ブログのネタにするため。

その記事ってのが、「安保法制と徴兵制導入論議」。
記事の執筆は軍事ジャーナリストの某氏。無名もいいとこだから名前は伏せる。

要約すると、右翼系メディアが言い続けてきたことのオウム返し。「憲法上ありえない」とか「隊員の質が下がるからありえない」とか。

いくらそんなことを言っても、石破茂地方創生担当大臣の言葉を載せている時点でうさんくさい。
記事から引用する。


 石破氏は森本敏氏、西修氏との共著、『国防軍とは何か』(幻冬舎ルネッサンス新書)の中で、次のように語っている。

                           省略

 ただ個人的に言えば、徴兵制が違憲だという政府の統一見解が憲法十八条に依拠していることについては、本当にそうなの、という疑義がどうしても湧いてきてしまいます。
 徴兵制、つまり強制的に兵役につかせる制度は、憲法十八条が禁止している『意に反する苦役』 にあたるから憲法違反だというわけでしょう。しかも同じ条文には意に反する苦役というのは日本では犯罪による処罰以外ではやらせないとも書いている。つまり徴兵と懲役は同じ苦役だと言っているようなものですね。
 自衛隊も『苦役』にあたるけれども、志願制をとっているから憲法違反には当たらない、と。
 しかし、この理屈が、徴兵制を採用している国で通用するでしょうか。国民が国を守る組織に参加することが『苦役だ』と言っているわけですからね、日本政府は。
 例えば、ドイツは最近まで、徴兵制を維持していましたが、そのドイツに行って『日本は徴兵制が個人の意に反する苦役なので憲法違反と考えています』と主張するなど論外です。

                           省略

 石破氏の発言のうち、「懲役と兵役は同じ苦役」としている部分は、正確さに欠ける。日本政府の見解では、兵役のうち徴兵制は苦役だが、志願制は苦役ではない。
 ただ、徴兵制を採用している国に行って、「徴兵制は苦役」と言えば、反発を買うだろう。徴兵制の国では、兵役は国民の崇高な義務とされているからだ。もちろん、実際に徴兵されている人の多くは「苦役」と感じているだろう。そのため、徴兵逃れがあとをたたない。
 もし、強制的に何かをやらせることを「苦役」と言うならば、義務教育も「苦役」となり、憲法十八条に違反することになりかねない。憲法十八条を根拠にして徴兵制を否定するよりも、徴兵制が必要かどうかという観点から考察したほうが合理的ではないか。


引用ここまで。

これほど支離滅裂な記事も珍しいな。しかも石破さんの言葉を拡大解釈して吹聴しているのはもはや驚異的。
「徴兵制の国では、兵役は国民の崇高な義務とされているからだ。」と書きながら「実際に徴兵されている人の多くは『苦役』と感じているだろう」とはどういうことなんだろう?

石破さんはドイツを例に出しているけど、ドイツはちゃんと過去と向き合った上で徴兵制を採用した。石破さんは以前にドイツの政治家から「ナチスを作らないため徴兵制を維持する。軍隊は市民生活の中になければならない」と聞かされたと言っていたけど、そのドイツの政治家が初期ナチスは軍人が支えたということを知らないはずはない。
「徴兵制はウソ」はウソ~ナチス大好き石破茂さん

ドイツを例に出すなら、そのドイツに行って、日本の保守系知識人が言い続けていること「ナチスは選挙で政権を奪取した。だから民主主義は間違っている」と言ってみろや。どういう反応が返って来るのか楽しみだぜ。

この記事の何が凄いって、「強制的に何かをやらせることを『苦役』と言うならば、義務教育も『苦役』となり、憲法十八条に違反することになりかねない」なんて堂々と言い放つこと。このレベルでもジャーナリストを名乗れるんだな。

「強制的に何かをやらせることを『苦役』と言うならば、義務教育も『苦役』となり、憲法十八条に違反することになりかねない」と言うなら、有事の時には義務教育対象年齢の者も招集対象になるということだよな。そもそも、思想・信条によって考え方の異なる兵役と、思想の右や左を問わず生きていくために必要最小限の知識を授ける義務教育は同じなのか。

同じだと言うならこうすればいい。
「国を守るための兵役の義務を苦役と言うと外国ではどう思われるか考えた方がいい」とほざく者たちを都市部から隔離して農作業をさせる。

「お前はポル・ポトか」と言われそうだけど、「強制的に何かをやらせることを『苦役』と言うならば、義務教育も『苦役』となり、憲法十八条に違反することになりかねない」と言うなら、自分たちが口にする物を自分たちで作らせることも苦役には当たらないはず。

理由は簡単。ウヨクだろうがサヨクだろうが、インテリだろうがバカだろうが、農家が作り育てた物を食べないと生きていけないから。

その自分たちが食べる物を自分たちで育てることがなぜ苦役なのか。だから連中を都市部から隔離して農作業をやらせる。しつこく繰り返すけど、「強制的に何かをやらせることを『苦役』と言うならば、義務教育も『苦役』となり、憲法十八条に違反することになりかねない」と言ったのはコイツらだからね。

養老孟司センセイも同じこと言ってるよ。「頭を使う仕事をしている者に農作業をさせろ」って。こんな奴をもてはやしているのが保守論壇です。

2015年10月 2日 (金)

カテゴリー「『徴兵制はウソ』はウソ」新設しました!

先月の30日、例の安全保障関連法が公布され、相も変わらず御用知識人どもが「反対派は『徴兵制がある』などというデマを吹聴しているが、そんなことは一切ない」と吹聴しているが、自分はそんなことは一切信じない。コイツらが何を言ってきたのか知っているから。

その「御用知識人どもが言ってきたこと」をまとめたのがこの新カテゴリー。
これまで「『徴兵制はウソ』はウソ」というタイトルを冠した記事を書いてきて、なぜそう言えるのかを証明してきた。そしてここに書かれたことに答えられる者は誰もいない。
「徴兵制はありえない」という御用知識人どもの言葉にうさんくささを感じている人にはぜひ読んでほしい。

とは言っても、書いた本人でも記事を探すのに手間取ってしまうんだから、初めてこのブログに訪れた人には探しようもない。なので新カテゴリーを作ってまとめようと思った。

「『徴兵制はウソ』はウソ」のタイトルを冠した記事はもちろん、それに関係あると思う記事もこのカテゴリーに含める。あるいは外すかも。

このカテゴリーも恒久的なものとするかは分からない。気が向いたら消すかも知れない。
ま、こっちの気分次第ってことでwww

2015年9月22日 (火)

日本の国防を語るのにイスラエルを例に出す奴って

自分のシルバーウィークは4連休で明日まで。疲れを癒す。

そんな時、昨日の産経新聞(2015年9月21日 月)を開いてみたら、さっそく御用知識人が例の安保関連法について語っていた。「昨日の」ってのは、北海道では休日は一日遅れで届くんですわ。

その記事が「正論」欄の田久保忠衛先生のお言葉。その中で先生はイスラエルを例に出していた。
「イスラエルは1981年にイラクの原子炉を、2007年にシリアの核施設を攻撃した」と語ったその次が凄い。


 イスラエルがイラクとシリアの主権を侵害したのは間違いない。が、憲法や国際法よりも生存がイスラエルにとっては大事なのだ。歴史も周辺の環境も異なる日本がこの国のまねをすべきだとは言わないが、安全保障の極限が分からないとイスラエルを誤解する。


歴史も周辺の環境も異なると言うなら、なぜ例に出すんでしょう?
まねをすべきだとは言わないが、参考にはすべきということだろ。そう判断して話を進める。

賛成派は「徴兵制はサヨクのデマ」と言っているけど、先生が例に出したイスラエルは女性でも徴兵されるんですが。このことを取ってみても「『徴兵制はウソ』はウソ」と言える。

憲法や国際法よりも安全保障の極限を突き詰めたイスラエルが何をやったのか。実例がある。
1982年6月。ロンドンで駐英イスラエル大使がパレスチナ・ゲリラに狙撃され重傷を負う事件が発生すると、イスラエルはそれを口実にレバノンに侵攻。
ここで起こったのが、現在でも知られるベイルート難民虐殺。

イスラエル側のキリスト教系民兵組織がパレスチナ難民約2000人を虐殺。国外はもちろん、この時ばかりは国内からも非難を浴びた。

憲法や国際法よりも安全保障の極限を突き詰めた結果がこれ。だから「憲法や国際法よりも生存が第一」とか「立憲主義を疑え」などと言う者が勢いづくといずれこのようなことになる。

しかし、イスラエルはそれでも堂々と「憲法や国際法よりも生存が第一」言える自信があるんだろう。
「この土地は神との約束で得た土地だから虐殺してでも守り抜く。しかも我々の神はお前らのキリスト教のルーツになってるんだぞ(ドヤァッッッ)」と堂々と言えるのだから。

おまけに先進国のリーダー格はイスラエルに対して負い目がある。
アメリカはユダヤ人社会の政治的影響力が大きいし、イスラエルは武器を買ってくれるお得意さま。イギリスは第一次世界大戦時の二枚舌外交の負い目がある。ドイツに関しては言わずもがな。だから多少憲法や国際法をないがしろにしても大きい態度でいられる。
日本が同じことをやったらたちまち三等国以下の扱いを受けるだろうな。

このココログ広場で、自分がイラストとコスプレ写真を楽しみにしているブログ主のツイートでこう書いてあった。名前を出すことはできないが。
「ちゃんと手続きを踏んで改憲するのなら誰も文句は言わないが、中国が怖いからと言って解釈改憲すると世界が見ているわけだからそんなことをすると立憲主義もない国と思われる。そんな国は三等国以下」とあったけど、ほんとにその通り。立憲主義を疑えなどと言うアホが愛国者ヅラしているなら三等国のそしりを免れない。
イスラエルも戦争こそ強いが先進国とは思われていない。しかし宗教と歴史をカードに堂々としていられる。そして全世界に張り巡らせた同族もな。日本とは全然違う。

某プラモ雑誌でイスラエル軍特集をやったとき、記事の中で「イスラエルを羨ましく思う」みたいなことを書いてあったが、模型ライターが言うならともかく、知識人がこれじゃあな。
どんなに防衛体制を強化しても負けるわ。こりゃ。

2015年7月11日 (土)

阿比留瑠比記者もたまには民主党と意見が合うんですねwwwww

今週の木曜日(2015年7月9日 木)の産経新聞、阿比留瑠比記者のコラム「極言御免」のテーマは
「大変転した共産党の憲法解釈」。

要するに、共産党の憲法解釈はメチャクチャでコロコロ変わる、といった内容。まあそうだろうな。
しかし、その共産党の憲法解釈よりも凄いのがこのコラムの最後の一文。

 つまり政府は当初、憲法解釈上、自衛戦争そのものも否定していたのだ。それが警察予備隊(25年創設)、保安隊(27年設置)、自衛隊(29年発足)…と国際環境の変化に基づく現実社会の要請を受ける中で、明らかに変わっていったのである。
 今さら、政府解釈を少しでも変えることはまかりならぬといわれても、ちゃんちゃらおかしい。

「今さら、政府解釈を少しでも変えることはまかりならぬといわれても、ちゃんちゃらおかしい」か。

ということは、解釈改憲で徴兵制もあり得るということだな。
例の民主党パンフレットのイラストと同じじゃねえかwwwww

Abiruminsyu


阿比留瑠比記者もたまには民主党と意見が合うんですねwwwww

2015年7月 8日 (水)

「徴兵制はウソ」はウソ~民主党パンフのイラストwwwww

今月3日、民主党が「徴兵制の不安を煽るかのような」イラスト入りパンフレットを配布して後に回収したとのニュースを読んだが、コレのことか?

Heitaisan
いい仕事してるじゃねえかwwwww


このブログで何度も書いている通り、自分は「徴兵制はウソ」と言う奴はウソつきだと思っている。保守系知識人が何を言ってきたのか知っているから。

さて、このシリーズもう一つツッコむところがある。保守派の決まり文句。
「近代戦はハイテク戦だから素人の出る幕はない。近代兵器を使いこなすのに10年はかかる」

旧日本海軍でも兵器を扱いこなしていると言えるレベルに達するまでそれぐらいかかった。
それでも徴兵で人員を確保していた。
これは以前書いた。なので今回は搭乗員の話をするか。

予科練の教育期間は約3年(開戦後徐々に短縮されていったけど)。3年かけて訓練を受けて実戦部隊に配属されても、そこではまだまだヒヨコ扱い。
つまり、戦前でもスタートラインに立てるレベルに達するまで3年はかかったということ。

で、戦局が悪化して訓練する時間がなくなった。どうしたか?
特攻隊に回した。

飛行時間1,000時間以上のベテランパイロットでも次々墜とされていくのに、素人に毛の生えた程度のレベルの者には通常攻撃はムリ。ならば爆弾を抱かせて体当たりさせる方が少しは戦果が期待できる。

その特攻隊を異常なほど讃えているのが、「徴兵制はウソ」と言う保守主義者。

「近代戦はハイテク戦だから素人の出る幕はない」と言いながら、その時代の近代兵器である航空機を扱いこなす時間がないからやらされた特攻隊を讃える。

これで「徴兵制はウソ」と言われても信用できるわけないでしょ。

なのでこの民主党パンフのイラストは間違っているとは思わない。
表現があまりにもアナクロなので恥ずかしくなって回収したんじゃないかと思っている。

どうせなら、コレを使えば良かったのにwwwwwwwwww

Soldier


Nsdap

2015年7月 5日 (日)

「徴兵制はウソ」はウソ~佐藤正久さんは呼吸を吐くようにウソを吐く ぱ~と2

前日の続き。昨日書ききれなかったことを書く。
あんまり長すぎてもいけないし。

ニュースサイトをダラダラと見ていたら、「ヒゲの隊長」としておなじみの自民党の佐藤正久元防衛政務官が「民主党は徴兵制があるなどと言って不安を煽ってるアホ」と語ったという記事を見つけた。
その記事のタイトルが「民主党が吹聴する「徴兵制復活」 “ヒゲの隊長”が一刀両断」。

そのニュースサイトというのが、産経系の「ニュースまとめ iza(イザ)」。
その「ニュースまとめ iza(イザ)」2015年6月23日のこの記事から引用する。
ちなみに全文は前日の「ぱ~と1」に掲載した。

「穴を掘って近接戦闘で小銃を撃つ、という時代ならいざ知らず、現代戦では、高性能の兵器やシステムを使いこなすことが求められる。高校や大学を出て入隊した若者がこうした域に達するには、大体10年かかる」

これはこのブログの前日の記事でおかしいと証明した。
「高性能の兵器やシステムを使いこなすには10年はかかる」と言うけど、戦前の日本海軍だって装備を使いこなしていると言える技量に達するにはやはり10年はかかった。大型の軍艦はその時代の高度化したハイテク兵器なわけだが、それでも徴兵で人員を集めていた」
という内容。


今回はもう一つ、おかしいと思うところを述べる。これだけでも「『徴兵制はウソ』はウソ」と言える。

「穴を掘って近接戦闘で小銃を撃つ、という時代ならいざ知らず」なんて言っているけど、「『穴を掘って近接戦闘で小銃を撃つ』なんて現代ではありえない」とそれは絶対にない、絶対にありえないと言い切れるのか?
「『穴を掘って近接戦闘で小銃を撃つ』なんて現代ではありえない」と言うなら、今の自衛隊では掩体構築訓練は一切やってないのか?
新隊員教育では小銃用掩体、機関銃用掩体、無反動砲用掩体構築訓練をやるはずだが今はそんなことは一切やってないのか?
演習でも掩体構築は一切やらないのか?
やっているとしたなら、なぜ「穴を掘って近接戦闘で小銃を撃つ、という時代ならいざ知らず」などと言えるのか?
「穴を掘って近接戦闘で小銃を撃つ、という時代ならいざ知らず」と言うなら、掩体構築訓練など一切やる必要はないのではないか?
必要があるからやっていることを「ない」と言うのは何か裏があるのではないのか?

ほんの少しでも自衛隊に関する知識があれば、これだけで「『徴兵制はウソ』はウソ」と見抜ける。

2015年7月 4日 (土)

「徴兵制はウソ」はウソ~佐藤正久さんは呼吸を吐くようにウソを吐く

ダラダラとニュースサイトを見ていたらこんな記事を見つけた。

「民主党が吹聴する「徴兵制復活」 “ヒゲの隊長”が一刀両断」

要するに、「ヒゲの隊長」としておなじみの自民党の佐藤正久元防衛政務官が「民主党は徴兵制があるなどと言って不安を煽ってるアホ」と言ってるわけだ。

そのニュースサイトと言うのが、産経系の「ニュースまとめ iza(イザ)」。
2015年6月23日の「iza(イザ)」からの記事を引用。

おことわり。この先けっこう長いです。


 安全保障関連法案をめぐる国会攻防で、民主党が「徴兵制の復活」の可能性を持ち出し始めた。軍事的な観点からも合理性が低いとされる徴兵制が、なぜクローズアップされるのか。元陸上自衛隊イラク先遣隊の「ヒゲの隊長」こと、自民党の佐藤正久元防衛政務官が一刀両断した。

 「現代戦において、シロウトが突然加わって部隊で機能を果たすというのは、ほぼ無理な話だ」

 佐藤氏はこう断言する。1960年、福島県生まれ。防衛大学校卒業後、陸自入りした。2007年に退官し、同年の参院選で初当選した。

 「徴兵制」と集団的自衛権の行使容認を結びつける論法は、以前から左派系市民団体が用いてきたが、最近は民主党幹部らによる言及が目立つ。

 岡田克也代表は17日の党首討論で「将来、徴兵制が敷かれるのではという議論がある」と指摘。細野豪志政調会長も21日、自身のHPに「身の丈に合った安全保障政策を 徴兵制について考える」と題した文章を掲載し、「(徴兵制を)真剣に警戒する必要がありそうだ」と訴えた。

 佐藤氏は「民主党が主張しているのは『集団的自衛権の行使を認めれば自衛隊の任務をやりたがる人が減る。だから徴兵制が必要になる』という、極めて粗い論理だ」と指摘し、続ける。

 「穴を掘って近接戦闘で小銃を撃つ、という時代ならいざ知らず、現代戦では、高性能の兵器やシステムを使いこなすことが求められる。高校や大学を出て入隊した若者がこうした域に達するには、大体10年かかる。日本人の価値観に照らしても、徴兵制が受け入れられる土壌はない。徴兵制の導入は非現実的というほかない」

 前出の党首討論で、安倍晋三首相は「憲法(第18条)が禁じる『苦役』にあたる」と徴兵制導入の可能性を明確に否定したが、民主党幹部らの発言は続いている。

 佐藤氏は「民主党は『日本を取り巻く安全保障環境は厳しくなっている』と言いながら、政府案への対案は示さない。それに対する世論の批判をかわすために、徴兵制や、憲法学者による『違憲論』を持ち出しているのではないか。同じ野党でも、維新の党は対案を出そうとしている。政権担当経験がある政党として、民主党はあまりに無責任だ」と語っている。


戦前の軍隊に関する知識がほんの少しでもあれば、これで「『徴兵制はウソ』はウソ」と見抜ける。

「徴兵制はウソ」と言う保守派の決まり文句がここでも出ている。
「近代戦はハイテク戦だから素人の出る幕はない。高性能の兵器を使いこなすには10年はかかる」

全くその通り。だから平時に人員をかき集めて訓練しておく。
そのもっとも分かりやすい例が、日本海軍。

ここに一冊の資料がある。「戦艦大和と艦隊戦史」(新人物往来社)。
日本海軍のたどった歴史と、艦隊生活の様子をまとめたもの。
その本の22Pにこうある。

 とにかく小銃をもって突撃すればいいという陸軍とは異なり、海軍はハイテク兵器である軍艦を操らねばならない。射撃や魚雷発射、機関の運転など、どのパートも熟練が必要である。そこで、海軍の徴兵は三年を現役期間とし、陸軍の徴兵(二年)より一年長くなっていた。

近代化されたハイテク兵器を使いこなさなければならないからこそ、任期を陸軍より長くしていた。
ちなみに海軍志願兵の任期は5年。

「徴兵制はウソ」と言う保守派は「近代戦はハイテク戦だから高度化した兵器を~」なんて言うけど、そもそも兵器は、特に大型の軍艦はその時代の科学技術力の粋を集めたハイテクの塊なわけで、それを使いこなすには当時でもやはり10年はかかった。
だから海軍は本音を言えば全部志願兵で賄いたかったけど、徴兵検査で陸軍から弾かれた者を海軍に回す、なんてこともあったらしい。なので海軍は志願者の家庭には扶助金を与え、志願者は(一応)職種を第三希望まで選ぶことができる、という特典を付けて志願者を多く集めようとした。

そのまま海軍に残ってその兵器を使いこなしたいと思った者は試験を受ける。
試験に合格して下士官に昇進すれば自動的に6年の服役義務期間が追加される。そうなると自然と海軍で10年以上過ごすことになる。

要するに何が言いたいのかと言えば、戦前でも兵器をそれなりに扱いこなすには10年はかかった。それでも徴兵制を採用していたのはどういうことなんだろう?ということ。
とりあえず人を集めるだけ集めておいて、その中から軍人に目覚める者がいればラッキー♪
という思いがあったのは確かだろうな。
志願する側も、どの道兵役に就かなければならないのなら多少は希望を聞いてもらえる志願兵の方がいいという思いもあっただろう。
それを考えれば、「『徴兵制はウソ』はウソ」と分かる。


もう一度、「佐藤正久さんは呼吸を吐くようにウソを吐く」ことの証拠になる一文を載せておこう。
「現代戦では、高性能の兵器やシステムを使いこなすことが求められる。高校や大学を出て入隊した若者がこうした域に達するには、大体10年かかる」

全くその通り。だから平時に人員をかき集めて訓練しておく。
前述の「戦艦大和と艦隊戦史」の108Pから引用しよう。

 元来、海軍という軍隊は戦闘集団ではあるが、基本的にはフナ乗りの集合体。彼らの海上作業は豊富な経験からもたらされるカンと、手さばき体さばきが大事だ。しかも、それは実地からしか体得できない。そこで日本海軍では、兵員の採用に、最低「五年」間は勤務する若くて優秀な志願兵の募集に重点をおいていた。徴兵でも、陸軍より一年長い「三年」を現役義務年限としていた。
 だから、こういうプロ集団へ、いきなり潮気のないシロートを放りこみ、ここで新兵教育を行うとしたら、せっかく効率よく機能している体系を壊してしまうことになる。そこで、一ぺん海兵団で画一化された集中新人教育を実施したのち、各艦船部隊へ配員していたのである。
 だが、海兵団出たての一等兵はフネへ行っても部隊へ行ってもまだまだ新前だ、物の用にたたない。軍艦とか飛行機はその時代の科学技術の粋をあつめたメカのかたまりだ。それを自在に扱っているのは、熟練した下士官や兵ばかりだからだ。

高性能の兵器やシステムを使いこなすには10年はかかる。だから戦前のように平時のうちに人員をかき集めて訓練しておく。そうすれば有事になって招集した時、全くの素人を一から教えるより早いというメリットもある。

この問題を考えるためには、十分すぎる内容と自負している。

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