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2015年9月22日 (火)

日本の国防を語るのにイスラエルを例に出す奴って

自分のシルバーウィークは4連休で明日まで。疲れを癒す。

そんな時、昨日の産経新聞(2015年9月21日 月)を開いてみたら、さっそく御用知識人が例の安保関連法について語っていた。「昨日の」ってのは、北海道では休日は一日遅れで届くんですわ。

その記事が「正論」欄の田久保忠衛先生のお言葉。その中で先生はイスラエルを例に出していた。
「イスラエルは1981年にイラクの原子炉を、2007年にシリアの核施設を攻撃した」と語ったその次が凄い。


 イスラエルがイラクとシリアの主権を侵害したのは間違いない。が、憲法や国際法よりも生存がイスラエルにとっては大事なのだ。歴史も周辺の環境も異なる日本がこの国のまねをすべきだとは言わないが、安全保障の極限が分からないとイスラエルを誤解する。


歴史も周辺の環境も異なると言うなら、なぜ例に出すんでしょう?
まねをすべきだとは言わないが、参考にはすべきということだろ。そう判断して話を進める。

賛成派は「徴兵制はサヨクのデマ」と言っているけど、先生が例に出したイスラエルは女性でも徴兵されるんですが。このことを取ってみても「『徴兵制はウソ』はウソ」と言える。

憲法や国際法よりも安全保障の極限を突き詰めたイスラエルが何をやったのか。実例がある。
1982年6月。ロンドンで駐英イスラエル大使がパレスチナ・ゲリラに狙撃され重傷を負う事件が発生すると、イスラエルはそれを口実にレバノンに侵攻。
ここで起こったのが、現在でも知られるベイルート難民虐殺。

イスラエル側のキリスト教系民兵組織がパレスチナ難民約2000人を虐殺。国外はもちろん、この時ばかりは国内からも非難を浴びた。

憲法や国際法よりも安全保障の極限を突き詰めた結果がこれ。だから「憲法や国際法よりも生存が第一」とか「立憲主義を疑え」などと言う者が勢いづくといずれこのようなことになる。

しかし、イスラエルはそれでも堂々と「憲法や国際法よりも生存が第一」言える自信があるんだろう。
「この土地は神との約束で得た土地だから虐殺してでも守り抜く。しかも我々の神はお前らのキリスト教のルーツになってるんだぞ(ドヤァッッッ)」と堂々と言えるのだから。

おまけに先進国のリーダー格はイスラエルに対して負い目がある。
アメリカはユダヤ人社会の政治的影響力が大きいし、イスラエルは武器を買ってくれるお得意さま。イギリスは第一次世界大戦時の二枚舌外交の負い目がある。ドイツに関しては言わずもがな。だから多少憲法や国際法をないがしろにしても大きい態度でいられる。
日本が同じことをやったらたちまち三等国以下の扱いを受けるだろうな。

このココログ広場で、自分がイラストとコスプレ写真を楽しみにしているブログ主のツイートでこう書いてあった。名前を出すことはできないが。
「ちゃんと手続きを踏んで改憲するのなら誰も文句は言わないが、中国が怖いからと言って解釈改憲すると世界が見ているわけだからそんなことをすると立憲主義もない国と思われる。そんな国は三等国以下」とあったけど、ほんとにその通り。立憲主義を疑えなどと言うアホが愛国者ヅラしているなら三等国のそしりを免れない。
イスラエルも戦争こそ強いが先進国とは思われていない。しかし宗教と歴史をカードに堂々としていられる。そして全世界に張り巡らせた同族もな。日本とは全然違う。

某プラモ雑誌でイスラエル軍特集をやったとき、記事の中で「イスラエルを羨ましく思う」みたいなことを書いてあったが、模型ライターが言うならともかく、知識人がこれじゃあな。
どんなに防衛体制を強化しても負けるわ。こりゃ。

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