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2014年1月13日 (月)

エルヴィス・プレスリーの誕生月に思うネトウヨの矛盾

1月8日はエルヴィス・プレスリーの誕生日。なので1月にエルヴィスネタをちょいちょい書こうと思っていた。

オタク批判論者のセリフとかつてのエルヴィス・バッシングは同じだと何度も書いてきた。
が、そのエルヴィス・バッシングと同じものがこの日本にはびこっていることに気付いた。ネトウヨの反韓流のことだよ!

例によって資料はコレ。
おことわり。この先長いです。

別冊太陽 エルヴィス・プレスリー (平凡社)
Img002_3

ネトウヨの言う反韓流とここに書いてあるエルヴィス・バッシングとどう違うのかね。
「エド・サリバン・ショー」の項から。


エド・サリバン・ショー

 「あんな若造はわしの番組では使わん!」
 当時、アメリカでもっとも人気のあるテレビ番組の司会者エド・サリバンは良識ある国民にこう宣言した。しかし、エルヴィスが出演したほかの番組は驚異的な視聴率を上げており、ついにエド・サリバンは〝良識ある国民〟よりも、〝視聴率〟を取ることにした。
 エルヴィスの他番組の出演料7500ドルに対して、エド・サリバンは破格の1万ドルを提示した。しかし、パーカー大佐は「エルヴィスの人気はいまやロケットのように急上昇している」と、5万ドルを要求。エド・サリバンが受話器を降ろしたときには、3回の出演に5万ドルを支払う約束をさせられていた。
 56年9月9日、1回目の出演でエルヴィスは「冷たくしないで」「ラブ・ミー・テンダー」「レディ・レディ」を歌った。視聴率は番組始まって以来最高の82.6パーセントを記録し、アメリカ人の5400万人が『エド・サリバン・ショー』のエルヴィスを見た。
 しかし、次の日、宗教団体『カトリックサン』は、「エド・サリバンがプレスリーのプロモーターと化していることは遺憾である。あなたを支持してきたカトリックの視聴者は怒っている。道徳を傷つけたことに対してのつぐないは、不可能なのである!」と、猛反発。
 一斉に、「エド・サリバンよ、地獄に堕ちろ!」との声が高まり、ついに3回目の出演のときには、ブラウン管にエルヴィスの〝不道徳的な〟下半身は映されなかった。


ここまで読んだら、次の画像を見てください。

    朝日新聞 
    2011年9月1日(木)Photo_3_2

このネトウヨの嫌韓デモとさっきのエルヴィス・バッシングとどう繋がるのか?

ネトウヨの反韓流のセリフは「電波の公共性」「ゴリ押しはやめろ」「韓国のプロパガンダだ」「反日国家のタレントを出すな」だったよね。
それはさっき出てきた宗教団体が「エルヴィスを自分の番組に出したエド・サリバンは地獄に堕ちろ!」と言うのとどう違うのか?

あの時代、何でロックンロールが目の敵にされていたのかと言えば、黒人音楽がルーツだから。そして底辺層がやってる音楽だから。チャック・ベリー、リトル・リチャードは黒人だし、ジーン・ヴィンセントは白人だけど底辺DQN。
エルヴィスは白人だけど南部の貧困層出身。子供の頃に黒人教会に入り込んでゴスペルを聴くのが楽しみだった。あの腰の動きも元々は黒人教会の歌って踊りながら説法する牧師に影響されて始めたもの。だけど当時は誰もそんなことに気付かず卑猥と言われた。

あの当時は人種差別をすることが道徳とされていた時代。たとえ教会であっても白人が黒人の施設に入ることは不道徳とされていた。あの当時の(今もか)アメリカの保守派、良識派にとって有色人種とユダヤ人はネトウヨにとっての朝鮮人、中国人と同じ。
あの当時のエルヴィス批判、ロックンロール批判の決まり文句は「公共の電波を使って汚らわしい黒人音楽をゴリ押しするのはやめろ」だからね。同じ頃に黒人の公民権運動が盛り上がってきたこともあったので「ロックは黒人勢力のプロパガンダだ」と言う奴もいた。

そんな時代に南部の底辺層がテレビの前で腰を振りながら黒人音楽を歌うんだから大騒ぎになった。もしかしたら今のオタク批判など比較にならなかったかも知れない。


ここまで書いたら分かると思う。アニメ・マンガ好きのネトウヨが言い続けていることは、ロックンロール批判と同じだと。
「同じじゃいかんのか?」と言われそうだけど、別に言ってもいいんだけどさ、どう考えても筋が通らないから。さっきのような良識派、宗教団体は今でもいるし、そいつらは今レディー・ガガを叩いている。ネトウヨはそいつらと同じことをしていることになるんだけど。
しかもそいつらは日本のアニメ・マンガを狙っているよ。国内の規制派はそいつらの主張を理由にしている。そんぐらい分かるでしょ?

それに、ネトウヨは「電波の公共性」を言うけど、それなら昔NHKで放送していた「ヤング・ミュージック・ショウ」はどうなの?あの番組が放送される度に「公共の電波を使ってなぜこのような役に立たない騒音を流すのか」という抗議が寄せられたらしいよ。「NHKアーカイブス」でキッスを特集した時に取り上げていた。ネトウヨの理屈が全体のものとしてまかり通るとオタク批判に反論する論拠も失ってしまうんだわ。
「韓国は反日国家だから」と言うかも知れないけれど、保守主義者は韓流ブームの前には「アメリカ文化は日本人を骨抜きにするためのアメリカの謀略」と言ってきた。それは何度もこのブログで書いてきたから調べれば出てくる。

こういう連中と同じことを言ってる奴らが「けいおん!」なんてアニメを観るんだから恥ずかしいったらありゃしない。だから俺は「けいおん!」は観ない。


そういや、「けいおん!」キャラを使ったジャケットパロディイラストが数多くあるけど、「シン・リジィの『ファイティング』とか『ジェイルブレイク』があれば面白いなー」ってまとめサイトにでも書き込もうかと思ったけどやめた。こいつらにシン・リジィなんて言っても分かるわけないし、そもそもロックの歴史も知らないんだからな。

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