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2013年1月14日 (月)

2002年6月27日(木)日本経済新聞豊田泰光さんのコラムより

Photo この記事は僕がこの当時の職場にいた頃たまたま古新聞から見つけた物です。今大阪の某高校の体罰が問題になってますが、今だからこそ紹介するべきと思いました。













 体育会的な因習 捨てよ

 先生が私の左耳をのぞきこみ「鼓膜が破れたあとがありますね」と言った。花粉症にかかって耳鼻咽喉科にかかった時のことだ。すぐにピンときた。あの時に違いないと。
 水戸商の一年生となった一九五〇年(昭和二十五年)。野球部の上級生に「お前の顔は気に食わん」といわれ、いきなり殴りつけられた。当時は耳の調子が悪いなと思うだけだったが、五十年もたった今、被害が判明した。
 当時、新制の高校に旧制中学時代からの先輩がいて、にらみをきかせていた。一年生で遊撃のレギュラーをとった私を、先輩たちは気にくわぬやつと思ったのだろう。
 昔はどこも似たような暴力、いじめがあったはずだけれど、あきれるのは今も野球の有力校などでこの手の醜聞があとを絶たないことだ。
 血気盛んな少年たちがけんかをするのは、それが若さというものでやむをえない面がある。けれども実力のみで評価されてしかるべき組織のなかで上級生、下級生の別を設け、それをカサに着て、人をいじめるのはいけない。
 野球界の困るのは学生からプロに至るまで、そういう体質から抜けきらないことだ。プロのあるコーチが「あいつ、ヤキをいれてやらないと」と毒づいているのを聞いたこともある。一体どこからこういう発想が出てくるのか。学生の体育会的な因習とともに、私は少年野球にも原因があるとみる。
 まともな指導者も多いが、子供相手に威張り散らしたいだけ、と見える人物もいる。女房や周りの大人よりは純真な子供の方がいうことを聞いてくれるわけで、満たされない支配欲をぶつけるうちに高圧的、威圧的になるという次第。
 野球のために集団を統率するのでなく、君臨したくて野球をする。そんな〝指導〟に慣れっこになった子供たちがまた、野球はそういうものだと思って、次のステップへ進んでいく。
 もっとリベラルなものに生まれ変わらないと、有為な人材が学生では野球をやめ、プロではメジャーへと、それぞれの段階でぼろぼろ抜け落ちていく。         (野球評論家)


この筆者はプロ野球ファンなら知らない人はいない「あの」豊田泰光さんです。今回の一件では桑田真澄さんも同じことを言ってますね。元トッププロの言葉が「愛のある」指導者に届くといいですね。

ハッ。そうか!「愛は盲目」とはこのことだったのか!?

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